サマー・ハラスメント

Lyric by Hiromichi Hosoma
Music by Koji Shibuya

 

年寄り向けのCMが

長く続く午後

遠いサイレンをきいて

思い出したんだ


きみの前で きみの前で

言ってしまった

たまらないよ たまらないよ

どうにかなりそうって


いま思えばきみの顔は

むしろ困ってた

だけどそのときは

恥ずかしそうに見えた


もうひとこと もうひとこと

言ってしまいたい

好きだから 好きだから

どうにかなりそうって


ああ 社会的地位が 同じなら

ただの告白に 過ぎないのに


とんびのとぶ影がぬるく

地面よぎったあと

車の音が高くなった

信号はもう変わった


かき氷ふいに倒れた

わたしのせいなのか

だけどそのときは

恥ずかしそうに見えた


もう少しだけもう少しだけ

そばにいたい

好きだから 好きだから

どうにかなりませんか


ああ 社会的地位が 違うから

ただの告白に 聞こえないのか 


好きだから 好きだから

どうにかなりませんか

年寄りさ がたがたさ

どうにかなりませんか

かき氷 かき氷

どうにかなりませんか

夏だから 夏だから

どうにかなりませんか